オープンソースAIエージェント開発の米スタートアップ…|米中AIウォッチ #061
🤖米中AIウォッチ #061|2026/10/08
オープンソースAIエージェント開発の米スタートアップ「Nous Research」が、Series B資金調達で9000万ドルを獲得し、15億ドルの評価額を確認した。資金調達元にはNvidia、Samsung、Union Square Venturesなど名だたる投資家が参加。同社は「Hermes for Businesses」という企業向けAIエージェントを立ち上げ、エンタープライズ市場へ進出する。
Nous Researchの主力オープンソースモデル「Hermes Agent」は、2400万回以上クローン化され、グローバルAIトークン使用量の約2.5%を占める。同社の総資金調達額は1億5800万ドルに達した。2026年9月中旬時点で約3600万ドルの年間収益を見込み、2026年末までに1億ドルを超える見通しを発表している。オープンソース戦略により、開発者層と個人ユーザーから広く支持を集めている点が特徴だ。
米国勢はNous ResearchのようなオープンソースAIエージェント企業に積極的に資本を投下し、エンタープライズ展開を加速させている。一方、中国勢(ByteDance傘下のSiliconFlowやBaidu等)も同じくエージェント・API基盤の商用化に動いているが、規制環境の違いから米国ほど大型調達が報じられにくい。米国のアプローチは「オープンソース+エンタープライズ化」による段階的な市場獲得であり、データプライバシー訴求で中国製品との差別化を図っている構図が見える。
★★★★☆
企業向けAIエージェント市場は今後の米中競争の核となるセクター。日本企業も「データ主権を守りながらAIを活用したい」というニーズが高まる中で、Hermes型のプライベートデプロイメント可能なオープンソース選択肢が選定基準として重要になる可能性がある。
📰 出典:TechCrunch AI
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